フィリピンの都市別＜年間気温と降水量＞

フィリピンの各都市の気温と降水量

留学生活で気になることの1つと言えば、現地での気候。フィリピンは温暖な気候で知られており、なんとなく「暑いだろう」と想像することはできますが、実際はどのくらいの気温で、どの程度の降水量なのでしょうか？

各都市ごとにチェックしてみましょう。

マニラの気温と降水量

マニラの年間気温と降水量は以下の通りです。高温多湿の熱帯性気候で、1年を通して気温差が小さいのが特徴です。1月から4月までの乾季と5月から12月までの雨季の二つに区分され、雨季には年間降水量の70％にあたる激しいスコールが降り、時々洪水が発生します。また、台風が度々襲来してマニラに洪水被害など大きな自然災害を与えるので、留学の際には気をつけましょう。

バギオの気温と降水量

次にバギオです。最高気温も降水量もマニラとは全く異なります。バギオはフィリピンが南国であることを忘れてしまうぐらい涼しい地域で、フィリピン人の中でも憧れの避暑地です。最高気温は年間を通して22℃から25℃ほどで、日本（東京）の5月から6月にかけての気温とほぼ同じです。その快適な気候ゆえに、フィリピン留学地の中で最も勉強に集中できる場所として評判です。

セブの気温と降水量

セブは1年を通して暑く、特に4月・5月あたりは気温が高い日が続きますが、カラッとした晴天なので、体感温度はそれほど暑いと感じません。雨季にあたる6月から10月には、スコールと呼ばれる強い雨が3～4時間おきに降りますが、1時間程度で止みます。9月から10月には、マニラのルソン島付近に台風が発生しますが、セブ島ではほとんど大きな影響がないため、留学時には台風シーズンをあまり気にしなくても大丈夫です。

イロイロの気温と降水量

イロイロは、フィリピン中部にあるパナイ島に位置する都市で、年間を通じて非常に暖かで過ごしやすい気候が特徴となっています。12月から5月までが乾季で、1年間で一番暑い4月には平均最高気温が33.1℃まで上昇します。約40の大学・カレッジが集中するイロイロは、フィリピン国内でも指折りの大学が集まる学園都市として有名で、留学先としても根強い人気があります。

プエルト・プリンセサの気温と降水量

フィリピンの南西部にあるパラワン島に位置するパラワン州の州都プエルト・プリンセサ。乾季と雨季が明確に区分されるサバナ気候に属します。「フィリピン最後の秘境・楽園」と言われるリゾート地帯で、美しい海、豊かな自然に囲まれています。留学先としてはまだまだ知名度が低いため、日本人留学生がとても少ない環境で、英語漬けの毎日を過ごせます。

フィリピン留学中の服装

年間を通じて南国らしい気候のフィリピンでは、基本的に一年中、半袖とショートパンツなど夏服で生活を送ることができます。また、日差しが強く洗濯物もすぐに乾くので、あまり多くの衣類を持参しなくて済むことも留学生にとっては嬉しいポイントでしょう。しかし、学校の教室やショッピングモールなど建物の中はびっくりするほどエアコンが効きすぎていることがあるので、薄手の長袖があると便利です。一方、避暑地としても知られるバキオなどの山岳地域では、時期によっては早朝や夜は肌寒く感じる日もあるので、ジャケットやパーカーなど一枚羽織れるものを忘れずに持参しましょう。また、スコールに備えて、サンダルなど乾きやすい靴を持参しておくと安心です。

留学の際、とかくあれこれ衣類を詰め込んで、スーツケースがいっぱいになってしまいがちですが、Tシャツなど安価に購入できるものは現地で揃え、少ない荷物で身軽に出国することをお勧めします。また、日焼け止めや虫除けスプレーなどは使い慣れた日本製を持参したほうが良いでしょう。

気候はあなたの留学生活の質を大きく左右する要素のひとつでもあります。正確な現地事情に関する知識を得て、服装や持ち物など事前の準備をしっかりし、あなたが一番快適で効率的に英語が勉強できる場所を選んで留学しましょう。