IELTSとは？
IELTS（アイエルツ）とは、海外でよく使われる英語検定試験で、英語を第2言語として話す人だけではなく、ネイティブでも受けることのある検定試験です。
IELTSが使われるシーンとしては、大学などの入学（定められたIELTSのスコアを取得することが必要なケース）や、移民の際に英語力を証明するため利用されることもあります。
また、IELTSはネイティブでも難しいと感じる人が多く、満点を取ることが難しいと言われています。
今回は、そんなIELTSを受けるにあたり、まずは何から始めたら良いのか？を紹介していきます。
目標のスコアを決める
IELTSを受けると決めたら、まずは目標のスコアを設定しましょう。
なぜ、IELTSを受けるのか？の目的によって設定したいスコアは異なります。例えば、大学などの学校に入学する場合には、学校が指定するスコアを満たす必要があります。同じく、移民の際に必要な場合も、その条件を満たすだけのスコアを取得する必要があります。
海外の大学などに入学する場合は、英語圏から来た留学生に対してはIELTSを重視しても、英語を第2言語とする国から来た生徒は、IELTSが高得点でも学校が指定する英語のコースを受講することが条件となっている場合もあります。必ず、留学前の段階で詳細を確認しておきましょう。
英語力を上げることを目的で受験する場合は、どのくらいの英語力を目指しているのか？によって、目標のスコアが異なります。
例えば、日常英会話ができるようになりたい場合は、4.5程度が目安で、ビジネスで使える英語を習得したい方は5.0～5.5を目標とすると良いでしょう。ネイティブに近いレベルを目指したい方は、7.5～8.5を目標とすると、ネイティブにも負けない英語力を身につけることができます。
自分の英語力を知る
目標のスコアを決めたら、次に自分の英語力が現在どの程度なのか？を知る必要があります。
予算と時間に余裕がある人は、まずは対策をせずに実際のIELTS試験を受けてみましょう。自分の英語力がどのくらいで、どのくらいのスコアを伸ばす必要があるのか？が明確になります。
時間と余裕にお金がない場合は、オンラインなどで無料もしくは低価格で模擬試験を受けられるサイトがあるので、そのようなツールを利用して現在の英語力を把握しましょう。
自分に何が必要なのか？を知る
効率良く勉強を進めていくためには、自分に何が必要なのか？を知る必要があります。
実際の試験や模擬テストを受けて、分からない単語ばかりだった…と感じた人は、単語力を上げる必要があります。
また、ある程度の英語力があっても、テスト慣れしていないために点数を落としているケースもあります。このような場合は、ひたすら過去問に取り組むことで、テストの形式に慣れることができます。問題集などがあれば、それを日々こなしていくことで、点数を上げていくこともできるでしょう。
