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「to不定詞」の意味をわかりやすく解説!
英語を学ぶ中でよく出てくる「to不定詞」。これは「to + 動詞の原形」で構成され、文の中でさまざまな役割を果たします。
主に「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」の3つの使い方があります。
名詞のように使う to不定詞(名詞的用法)
to不定詞は「~すること」という意味で、文の主語や目的語、補語として使えます。たとえば、
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To travel the world is my dream.(世界を旅することが私の夢です)
のように、動作自体が主語になっています。ただし、主語が長くなると読みづらくなるため、
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It is my dream to travel the world.
のように「It」で始める表現もよく使われます。
また、「〜することが〜だ」という形で補語にもなります。
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His goal is to become a doctor.(彼の目標は医者になることです)
目的語として使う場合もよくあり、
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She hopes to study abroad.(彼女は留学したいと望んでいる)
などのように動詞の後に続きます。
名詞を説明する to不定詞(形容詞的用法)
「〜するための〜」「〜すべき〜」のように名詞を修飾するのが形容詞的な用法です。
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I have nothing to wear.(着るものが何もない)
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We need a place to stay.(泊まる場所が必要だ)
このように、「どんなものか」を説明しています。動詞によってはtoの後ろに前置詞が必要になることもあるので注意が必要です。
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I need someone to talk to.(話し相手が欲しい)
動詞や形容詞を補足する to不定詞(副詞的用法)
副詞的用法では、行動の目的や結果、感情の理由などを表します。
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He studies hard to pass the exam.(試験に合格するために一生懸命勉強している)
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She grew up to be a singer.(彼女は成長して歌手になった)
感情や評価の理由を表すこともでき、
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I’m happy to see you.(会えてうれしい)
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It’s hard to understand this topic.(この話題を理解するのは難しい)
のように使います。
その他の応用形
to不定詞にも完了形(to have 過去分詞)、受動態(to be 過去分詞)、進行形(to be ~ing)などがあります。
また、疑問詞(what, howなど)と組み合わせて「どうすればよいか」「何をすべきか」といった意味も表現することが可能です。