
動詞の過去形
英語の過去形について学ぶ際には、まず「be動詞の過去形」と「一般動詞の過去形」に分けて理解することが重要です。
be動詞の過去形は、過去の状態や存在を表現するために使います。たとえば、「私はその話を聞いて安心しました」という場合は、『I was relieved to hear the story. 』のように “was” を使います。
また、「彼は以前エンジニアだった」という文なら『He was an engineer. 』と言います。
複数の主語には “were” を使います。たとえば『They were at the party last night.(彼らは昨夜のパーティーにいました)』のようになります。
主語によって変わる
be動詞の過去形は主語によって形が変わります。
「I」「he」「she」「it」など単数の主語には wasを、「you」「we」「they」など複数または二人称の場合は were を使います。
否定文の動詞
否定文を作るには、be動詞の直後に not を置きます。
The event was not exciting.(そのイベントは面白くなかった)
We were not ready.(私たちは準備ができていませんでした)
短縮系の動詞
短縮形もよく使われます。
He wasn’t at school yesterday.(彼は昨日学校にいませんでした)
They weren’t interested in the show.(彼らはその番組に興味がありませんでした)
疑問文の動詞
疑問文では、主語とbe動詞の順番を入れ替えます。
Was she at home?(彼女は家にいましたか?)
Were you tired after work?(仕事の後、疲れていましたか?)
一般動詞の過去形
次に、一般動詞の過去形です。これは「~した」「~だった」といった過去の行動や出来事を伝えるときに用いられます。
多くの一般動詞は、末尾に –ed を加えることで過去形になります。
例:He opened the window.(彼は窓を開けた)
I walked to the station.(私は駅まで歩いた)
ただし、go → went や give → gave のように、形が変わる「不規則動詞」も多く存在します。
She gave me a letter.(彼女は私に手紙をくれた)
We went to the museum.(私たちは博物館へ行きました)
否定文は、「did not + 動詞の原形」で表します。
He did not call me back.(彼は折り返し電話をくれませんでした)
I didn’t see her at the event.(そのイベントで彼女を見かけませんでした)
疑問文を作るときは、「Did + 主語 + 動詞の原形」という形です。
Did you finish your homework?(宿題は終わりましたか?)
このとき、動詞は過去形ではなく原形になるので注意が必要です。
「Did she played tennis?」は誤りで、正しくは「Did she play tennis?」です。
まとめ
このように、be動詞と一般動詞では、過去形の作り方や使い方が異なるため、それぞれ分けて覚えると理解が深まります。過去形は日常会話や英語の文章でもよく使われるので、しっかりとマスターしておきましょう。