【前置詞】前置詞の形容詞用法と名詞用法

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前置詞の使い方

前置詞は「〜に」「〜で」「〜の中で」などを表す語で、単独で使われるよりも「前置詞+名詞」の形、つまり前置詞句として文の中で働くことが多いです。この前置詞句は、文中で形容詞のような役割を果たす場合と名詞のように扱われる場合があります。

それぞれの働きを理解すると、英文の構造がよりはっきり見えてきます。

形容詞的に使われる前置詞

最初に、前置詞句が形容詞的に使われるケースについて見てみます。

これは名詞を詳しく説明する働きをする用法で、「どんな名詞か」を補足する役目を持ちます。この形容詞的用法は、大きく分けて「限定的な使い方」と「叙述的な使い方」があります。

限定的用法

限定的用法とは、名詞を後ろから修飾して、その名詞の範囲を限定する働きをするものです。たとえば、The books on the desk are mine. という文では、on the desk という前置詞句が the books を説明しています。「机の上にある本」という意味になり、どの本なのかを特定しています。このように、前置詞句が直前の名詞にかかって情報を付け足すのが限定的用法です。

叙述的用法

一方、叙述的用法では、前置詞句が主語や目的語の補語として使われます。つまり、名詞を説明する位置が文の中心部分に来る形です。たとえば、His suggestion was of great value. という文では、of great value が主語 His suggestion を説明する補語になっています。これは very valuable とほぼ同じ意味ですが、やや改まった響きがあります。of importance や of significance、 of benefit なども同様に使われ、great を加えることで意味を強めることがよくあります。

句として使われる前置詞

また、目的語の補語として前置詞句が使われることもあります。

たとえば、She found her grandfather in good spirits. という文では、in good spirits が her grandfather の状態を説明しています。「彼女は祖父が元気だと分かって安心した」という意味になります。

この構文は「find+目的語+補語」という形で、補語の位置に前置詞句が置かれています。

さらに、She found her grandfather to be in good spirits. のように、「to be」を加えて書くことも可能です。意味はほぼ同じですが、後者のほうがやや形式ばった印象になります。

このように、前置詞句は形容詞と同じような働きをしながら、文にニュアンスの違いを加える役割も担っています。

名詞的に使われる前置詞

次に、前置詞句が名詞的に扱われるケースについてです。通常の語順では主語が文頭に来ますが、文学的な表現では前置詞句を文の最初に置き、そのあとに動詞、そして主語を続ける倒置が見られます。この場合、前置詞句が文の中心的な情報として強調されます。

たとえば、Beneath the old bridge lay a quiet river. という文では、通常なら A quiet river lay beneath the old bridge. と書けます。

しかし、前置詞句を文頭に出すことで、読み手はまず「古い橋の下」という情景を思い浮かべ、そのあとで「静かな川」があることを知ります。この語順の変化によって、描写に奥行きや臨場感が生まれます。

同様に、In the middle of the garden stood a tall oak tree. と言えば、「庭の真ん中」という場所を強調した表現になります。前置詞句を前に出すことで、情景描写にドラマ性を持たせることができるのです。

まとめ

このように、前置詞句は単なる補足情報にとどまらず、形容詞のように名詞を修飾したり、補語として状態を説明したり、さらには語順を変えることで文章に文学的効果を与えたりします。

前置詞の働きを理解することは、英語の表現力を高めるうえでとても重要です。

文のどこに置かれているのか、どの語を説明しているのかに注目しながら読むことで、より深い理解につながるでしょう。

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